補助金をもらうためにはどんなアイデアを出せるかが重要ですが、そのアイデアを申請書に落とし込まないといけません。さらに、審査員に伝わるものでなければなりません。


そのため、ここでは申請書を書くコツの基本的な部分だけご紹介します。

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募集要領を読もう

みなさんは募集要領を読んでいますか?意外と読んでいない人多いんです。募集要領の中には「審査基準」というものが書いてあります。つまり、最低限これを書いてくださいねという意味ですよ。

審査基準を外すとその部分は0点です。審査基準を外さないということは鉄則であり、審査基準と違うことを力説しても無駄です。「申請書頑張って書いたのに採択されなかった」という人はこの状況に陥っていると思われます。

短い申請期間で完成度を高めないといけないので、家電の説明書を読まずに慣れさせるというような理屈は通りません。



相手を知る

補助金の審査は外部識者が行っています。具体的に誰かは公開されていません。

中小企業診断士やコンサルタント、技術面では大学教授であったりと言われています。詳細は不明です。

しかし、誰が審査員であろうとも言えることが一つあります。

それは、すべての業種についてマスターしている人はいないということです。

なので、申請書を書くときは、専門家ならここくらい書かんでも読み取ってくれるだろうと考えてはいけません。むしろ、素人相手に説明しているんだという意識を持って申請書を書きましょう。



いきなり書き始めない

文章を上手く書くには、あらかじめ書くことを決めておくのが良いでしょう。いきなり書いてしまうと、同じことを何度も言っていたり違う話に切り替わっていたりします。先が見えずに文章を書くのはかなり大変です。時間もかかります。

司法試験の様な論文形式の試験では、答案用紙と別に構成を練るための紙がもらえます。これは、構成を練ってから論文を書けと言われているのです。

やはり、それくらい文章を書き始める前の構成は重要だということです。もっと言うと、構成が全てです。しっかりと構成が出来ていれば、あとは手を動かすだけです。

メモ程度でかまわないのですが、何を書くか、それをどの順番で書くかくらいの構成は必須かなと思います。



図・写真やグラフを使う

 言葉や文字だけで思い通りに伝えるのは至難の業です。百聞は一見にしかずです。

 例えば、散髪に行ったとき美容師さんに「前髪を○○な感じにして、横は耳にかからない程度で、全体的にさっぱりとした感じで」と注文するよりも、写真見せて「こんな感じにしてほしい」と言った方が圧倒的に伝わりやすいです。

審査員からしたら、「こんな感じの新商品を開発したい」と言われても、イメージが湧きません。よくわからない物を開発すると言っている申請書に高評価を出すでしょうか?出しません。結果、補助金で審査員が思ってたのと違うものが開発されたとなってはいけないですからね。

 基本的に、審査員は行間を読んでくれません。自分は当事者なので分かっているのが当然なのですが、審査員は申請書を見て初めて知ります。なので、図や写真などでビジュアルで伝えるというのが大変効果的です。



知り合いの異性の人に読んでもらう

 自分で分かりやすい文章と他人が読んで分かりやすい文章とは必ずしも一致しません。なので、文章は他人に見てもらい伝わっているかチェックしてみてください。

 このとき、なるべく、遠慮なく意見を言ってくれる人が良いです。さらには、異性が良いと思います。自分とは違う感性・視点で読んでくれるので、何か発見があることが多いです。



以上、文章を書く基本的なコツです。詳細な話はブログやLINE@にて発信しています。